塾の案内


歴史探訪グループ


「道明寺・野中寺・葛井寺秘仏を拝観!」を行いました。

参加者全員がマスクを着け、お堂の入退出にも消毒液噴霧を気持ちよく受けていただきありがとうございました。

滞りなく終了できました。

  1. 一番の人気が高かったのは葛井寺の千手観音さまでした。さすが古刹のお寺と思いました。朱印帳を18日の観音講日に頂くと、ご利益が高いのでしょう大変に長い列が見られました。
  2. 津堂城山古墳を訪ねられてラッキーでしたという声が聞かれ、非常にうれしく思いました。
  3. 野中古墳はポスターに載せていませんでしたが、レベルの高いガイドで満足との声もきかれました。ガイド冥利に尽きます。

【フォトギャラリー】を開設しています。訪れるには「キー」が必要です。奈良まほろばソムリエの会の会員の方は「キー」をお渡ししますので、ugi84038@nifty.comまで要請してください。


ブログ

2020.10.18「道明寺・野中寺・葛井寺の秘仏巡り。」

2020.02.15「粟原・忍坂の古墳と粟原寺跡を訪ねる。」


昨年から、計画しているイベントです。コロナの状況に左右されますが、すぐにでも実行したいイベントです。5件ほど予定しています。一読願います。感想頂ければ幸いです。





◇◇読んでみた◇◇

③感染症関連

崇神天皇の御代に疫病が拡大した。そこで大物主が夢に現れ大田田根子を祭主として祀れ!・・・これが日本史で初の疫病対策であった。

⑴感染症の日本史・磯田道史・・文芸春秋新書 \800

⑵感染症の歴史・酒井シズ・・講談社学術文庫 \1110

⑶疫病神VS神・島田裕巳・・中公新書ラクレ  ¥820

日本古典と感染症・ロバートキャベル編 角川ソフィア文庫 ¥920 

⑸日本疾病史・富士川 游・・東洋文庫(平凡社)

明治44年初版で昭和19年改訂版を出版、昭和47年再改定版だ出される。 新刊は絶版、中古本 ¥2000~4000 



図書資料室


飛鳥・白鳳の古代瓦

【法隆寺式西院の創建瓦】

複弁八弁蓮華文で特徴は中房が大きくつくられ、蓮子1個を中心に、二重にめぐている。外区には三角形が連なった鋸歯文がめぐっている。

軒平瓦は三葉のパルメットが整って伸びている。

この瓦当文は蘇我氏系の飛鳥寺院になく太子道に沿った寺院の額安寺や東林寺で発見される。そして西日本を中心に広く分布している。法隆寺の庄倉や水田の分布とほぼ対応する。西院伽藍は上宮王家没落後に法灯が護持されゆき、朝廷が営む官寺の性格が強い。

丸瓦の瓦当文様の図案に系統を調べてゆくと。蘇我氏の飛鳥寺系・上宮王家の豊浦寺系・東漢(やまとのあや)の渡来系などの分布と勢力範囲が代わってくる。文献などを考証する考古学の面白さが見える。


石棺推移と石材産地

木棺からの形式を受けた舟形石棺から、長持型、家形石棺の代表的な石棺を比較しています。


物集女(もずめ)車塚古墳

長持形石棺の石材を使った家形組合型石棺で、珍しい石棺です。石材に竜山石や二上山の白石が使われている。この地区は桓武天皇の母高野新笠の居住地で、土師氏の百舌鳥(もず)の渡来人の地区で、長持形石棺と家形石棺の時代を継いだ古墳でしょう。




②わたしの私の法隆寺物語

高田良信 東宝出版 ¥2700

法隆寺の前々住職の高田良信さんが書かれた法隆寺の歴史です。法隆寺はさまざまな視点て書かれた本が出版されていますが、法隆寺の内部からの視点で書かれ、通説とは異なっているところもあり興味深い書物になっています。


①火定(かじょう)

澤田瞳子 PHP ¥1800

 奈良時代に新羅からの天然痘で藤原4兄弟が次々に死滅して行く平城京が舞台で、防疫に向かった当時の医療を中心とした民衆が様々な生き様を見せるドラマです。ワクチンがなければ防疫は奈良時代とあまり変わらないようです。





・「問い合せ」のページには、HPを見られて感想などを、書いてくださるとうれしく思います。

・「奈良などの史跡探訪:や「西国街道」などを歩くイベントなども依頼があれば対応してゆきたいと思っています。

気軽に連絡をください。



プロフィール


飛鳥時代に貝多羅葉(バイタラヨウ)という植物の葉を使って紙の代りに、お経が書かれていたことを、奈良の小泉神社の境内で「はがきの木」と言われるタラヨウの前で説明しているところです。まわり方は「まほろばソムリエ 」の皆さんです。

加藤宣男(かとうのりお)と申します。吹田市の住民です。

 学生のころは日本史より世界史の興味があったのですが、社会人を引退しますと、にわかに仏像に興味が湧き、これが病みつきになり、日本歴史の古代のドツボにはまりました。

 5年ほど吹田まち案内人をし、吹田の歴史を学びました。吹田は日本古代史の表舞台に現れませんが、遺跡などが点として残り、神社仏閣などの縁起から歴史の流れが見えてきます。

 また、私は現役の「奈良まほろばのソムリエ」として、奈良のガイドもしています。国宝の仏像の約50%が奈良県に集まっています。特に奈良市周辺の近郊は仏像の宝庫です。

 吹田市もJR大阪東線が開通し、奈良へ出かけやすくなりました。一度、訪ねてみたら心が洗われるような再発見があると思います。